ゆるり登山

　ワタクシ、滅多に平日登山はできないんですが。
この日は蜜柑の保育参観日で、午後の数時間はフリーに。

　そこで、かねてより山友ちゃんから教えてもらっていた、自宅からもほど近い大神神社のある三輪山へ登ってみる事にしました。ま、フツーに雨でしたけどもね・・・。行くかどうか迷ったんだけど、なんとしてもこの貴重なフリータイムを有意義に過ごしたくて（笑）。合羽フル装備で出かけました。

　事前情報によると三輪山は山自体がご神体ということで、神聖な場所らしい。飲食も撮影も禁止。山を歩く時は鈴のついた襷を首から下げる。

　私は地元ともいえるこの場所に10年以上住んでいるけれど、三輪山には登った事がないし、大神神社も一度参拝したきり。多分、山友ちゃんに教わらなかったら登る機会がなかっただろうな。


　12:30自宅を出発。雨。

大神神社の象徴ともいえる大鳥居。遠くからでもよく見えます。


一度やってみたかった、ミラー越しの自分撮り（笑

　本当は参道入口付近に参拝者用の無料駐車場があるのだけれど、すっかり忘れていた私はだいぶ遠くに車をとめてしまいまして。結構余分に歩きました（汗

　大神神社でお参りをして、右へ少し歩くと狭井神社がある。ここでもお参りをして、社務所にて三輪山の参拝登山を申し込む。初めてということで注意事項などと説明してもらう。

社務所の方：「山自体がご神体ですので、参拝以外の目的で山に入ることはできません。むしろ白衣で登って頂きたいくらいなんですが・・・」

杏：「え！」

社務所の方：「そういうわけにもまいりませんので・・・」

ワタクシ、かなりフツーに山の装備でして。参拝は・・・そりゃぁさせて頂きますともさ！もう、その社務所の方の目がねぇ・・・なんだ！そのチャラい格好は！と言ってるような気がしまして。場違い的な雰囲気を醸し出してしまったのです。

社務所の方：「できるだけ自然のままでということで、山の植物や石に至るまで採取したり持ち帰ることはできません。登山道も最低限の整備ですので、巻き道などなく、ほぼ直登りです。隣にロッカーも御座いますので、どうか身軽な格好でお登り下さい」

杏：うなずきながら。（いやいや、今日の私は今だかつてなくザックに物が入っておらず、これでも超身軽なんですよ）

なんとなく、私みたいな人間が登っていいのか、なんて気になってしまいましたが、ココまで来てじゃぁやめますとも言えず、登山道への一歩を踏み出したのであります。13:05


　一歩進めばそこは神秘の森って感じで、聖なるお山。そんな場所に住み着いている沢ガニくんとも出会えました。歩き出すと、フル装備のレインウェアにビーニーはとても暑かった。でも、小振りながらも雨が降っていて脱ぐ事ができず。登りはホントに超頻繁に立ち止まりまがら、所々にある祭られた石に手を合わせて、淡々と登っていきました。

　登る前に簡単な案内地図をもらった私。標高からしても、ゆるめの山歩きと大いなる誤解をしたまま登ったので、中盤から終盤にかけて、結構大変でした（汗



もうそろそろ頂上かな～？ありゃ、まだ階段が上へ続いている！ウヒョー。

もう、だいぶ登ったよね～？ありゃ！まだ道がある！ふえぇぇぇ～。

もう、終わりだろ！上に山は見えない！・・・ひぃぃ～、まだかよ～。

ってな感じ（汗



　この日は蜜柑のお迎えまでに帰らねばならないという時間制限もあったので、（山友ちゃんからの事前情報では往復2時間程度ということで、時間は大丈夫なはずなのだけど）もしも参拝できなかったら～バチがあたる！とあまり山歩きの本来の楽しみ方ができなかったような。（笑

　それでもなんとか頂上へたどり着き。14:10
お参りはそれはもうタップリとさせて頂きました（笑
パワーがありますよ、なんて他の参拝者さんに声をかけられたりもしました。

　さぁさぁ、大丈夫とは思うけれどゆっくりもしていられないので下ります！14:15
登りでハヒハヒ言いながら登ったくせにそれでもゆるい山だから下るのはすぐサ！という気持ちが抜けきらず、思ったより下山も長かったような。無事に社務所まで戻ったのは15:05。ジャスト2時間。襷を返して、帰りました。


大神神社の参道入口。ここまで車で来れば良かった～ハヒー。


三輪山：聖なる神の山。参拝登山受付は狭井神社の社務所にて14時まで。16時までに戻ること。参拝料300円（整備の為）

私のような軽い気持ちで登る山ではないような気もしますが、派手な山服を着ていても登れます（笑
雨のため、傘を持参しましたが・・・やっぱり山歩きに傘は邪道のようで御座いますヨ。
登れて良かったー。山の神に感謝。三輪山に感謝。




さぁ、次はどこを登ろうかな？