ゆるり登山

　５月GW後半は、立山へ行ってきました。



ピーカンの白銀の世界を堪能してきました！！

　毎年GWは、新潟の実家へ帰省するのですが、今年はワケあってあまり長居できないという事情ができまして、それならば道中近くでどこか高山へ行こう！と勝手に私が計画しまして、家族全員を巻き込んだワケであります。

で、検討した結果、新潟からそれほど遠くなく、北陸道からそれて向かうことのできる豪雪地区の立山へ行くことにしました。


5/3の夜は新潟の弟宅へ１泊し、5/4の朝、富山へ向けて出発しました。


新潟から富山への北陸道の車窓から～。おぉぉぉおお～山が白いぃ～♪

11時半頃立山駅周辺に到着、駐車場はどこも満車でしたが、室堂で1泊すると警備員のオジサマに伝えると、臨時駐車場へ誘導してくれました。
川原沿いの比較的駅に近い場所へ駐車できてラッキー♪
とりあえず私一人、駅の切符売り場へ偵察です。混雑具合はどんなものか・・・。
案の定、売り場にはたくさんの人が並んでいました。係りのオニイサマが整理券を配布していたので、私も4人分もらってひとまず車へ戻ります。

身支度を済ませて小屋泊の荷物を担いで、昼食をどうするか考えながら家族で駅まで歩きます。
周辺の食堂なんかも結構な行列・・・（汗

整理券の順番がまわってきて切符をGETしたものの、出発時刻は40分後・・・ビミョー・・・どこかへ入って食事できる時間はなさげ・・・ってことでコロッケとおにぎりを買ってとりあえずケーブル待ちの列へ並びます。合間見てコロッケを食そう！と試みるもわりとすぐに乗車時間になってしまう・・・ぶもももも～～～、なんかうまくいかんぞ。

大人だけならフットワーク軽く行けるんだけどもね、子連れはそうもいかないのであります。

そんなこんなでなんとかケーブルに乗車～。

小屋泊の荷物だけでも結構鬱陶しいのに、コレ、テン泊装備とかの人は大変だねぇ、とか。
アレ、ケーブルも料金払えば別で運んでくれるんだっけ？
（この後に乗り継ぐ高原バスは10kg以上の荷物はトランクへ300yenです）


室堂ターミナルへ着くと、気温も下がり、雪が降っていました。
それはまぁ想定通りだったんだけど、物凄いのは建物の中に入るとすんげぇぇぇ人の混みよう！
身動きとれないくらいの人人人で、小娘たちなんか完全に埋もれてしまうのです。
絶対に繋いだ手を離さないように、なんとか身支度できるスペースへ移動。
防寒着とレインウェアを着込みます。

外へ一歩出たら・・・そこは一面雪～～ぢゃなくって！！ガスよガス！一面ガスの真っ白な世界。視界ゼロぉぉ～（涙
をぃをぃ、大丈夫かよ。ターミナルから宿泊先の雷鳥沢ヒュッテまで結構歩くんだぜ・・・。


幸い、道はよく踏まれており、ロープあり、道標もありで、途中、みくりが池温泉や雷鳥荘を経由してなんとかたどり着くことができました。

ヒュッテの夕食↓。幼児の食事も用意していただけました♪オムライスで蜜柑大喜び♪

部屋へ入って一息ついたら、温泉と夕食を済ませて、翌日の晴天を祈りながら早々に就寝～。

あまりに早く寝たのでなかなか寝付けなかったり（←私だけ）、夜中に何度か目が覚めたりしましたが（←耳栓使用）、温かい布団で眠れたことを感謝しながら、翌朝4時起床～～～。私と林檎は一応6時出発を目指します。

う～～～ん、なにやら外は晴れの気配！
昨日のうちに頼んでおいたお弁当を食べて、いざヒュッテを出ます。


うは～～～ん、超快晴ぢゃん！

10本アイゼンを装着して、いざゆかん。
あまりに晴天、風もほとんどないということなので、とりあえず林檎と私は一ノ越を経由して雄山に向かい、行ける所まで歩いてみることにしました。


うひゃ～～～ん、なんちゅうまばゆい世界じゃ～。嬉しすぎるじゃないかぁ。


お世話になったヒュッテに別れを告げます。
林檎は今回、サングラスがなかったので、ゴーグルで代用。


雪原のテン場にテントもたくさん。いつかはやりたーい。


奥はロッジ立山連峰。


奥大日岳も素敵～！


朝だからと着込んだけれども・・・汗をかく・・・。


景色も楽しみながら歩こうね。


立山をバックに一枚。なんちゅう天気ぢゃ～。


室堂山荘まで戻ってきました。
この一帯は、登山の人、観光の人、BCの人で大賑わい。

ここからまずは一ノ越を目指します。

比較的ゆる坂なのですが・・・心肺機能の低い私は序盤からヒ～ハ～（汗）言いまして、遅れをとります・・・。
よく、歩くペースについて、息が切れない程度とか、軽くおしゃべりができる程度がよいなんて聞きますが、私の場合、それをやるにはとんでもなく遅い亀のペースで歩かねばならないワケでして・・・。
林檎の方がむしろ足取り軽やかなのであります。


は～ひ～、やっとこ一ノ越山荘。


ガッツリ紫外線を浴びまくり・・・。


この先から急登です。
注意して歩かないと命にかかわります。（特に初心者は）


念のため、簡易ハーネスを作って林檎と私を繋いでます。


嗚呼・・・もうちょっと、手を伸ばせば届きそうよ・・・！






ってところで・・・タイムアーーーーップ（笑



林檎、腹が減った・・・とな。
（ぎょ、この急坂の中腹でか？）
しばし思案するも、時間は11時半。
遅くとも15時半には室堂ターミナルで相方と蜜柑と待ち合わせをしているので戻らなければならない。

・・・しかし山頂は・・・あそこ・・・。

ぶひ～～、飯にしよう・・・（笑


少し道を外れた余地を見つけて（多分ホントはアカンかったと思うけど）ちょっとナナメってるけど飯タイムにしました。
ストックやザックが流れたら大変なので、カラビナでとめておきます。
あまりマッタリとできる場所ではなかったけれど、高度感はバッチリで、素晴らしい絶景を眺める事ができました。
私は（高度のせいか？不明）、空腹であるにもかかわらず、あまり食事が喉を通らず、とりあえずカロリー摂取しなければ後々歩けなくなるだろうとガス欠を恐れて、ムリムリなんとか流し込みました。


山頂をバックに記念写真を撮ったら下山開始です。


はひ～、下山も一ノ越までは緊張しっぱなし。
しかしここからはゆるゆると下るだけです！


下りも快調に私よりハイペースで先方を歩く林檎・・・。


ターミナルで蜜柑が雪遊びしているはず。


大好きな青と白のコントラスト。


満足でござんす。


想定より1時間ほど早く着いたので合流前にマッタリと休憩。
アイゼンを外しましょう。
これなら登頂できたかなぁ・・・と結果論をつぶやいてみます・・・（笑


さよなら、立山、我が麗しの雪山。


最後に少しは観光らしいことをと雪の回廊ウォーキング。

予想通り、帰りのバス待ちも大変な混雑振りでしたが、便が増発されて、立山駅まで直行、乗り換えなしで帰ることが出来ました！

日焼け止めを塗らずに丸一日紫外線を浴び続けた人。
（翌日、大変なことに・・・）


17時半、無事に駅へ帰ってきました。



好天に助けられ、軟弱ハイカーな我が親子、初の積雪期3000ｍ級を歩く事ができましたー！
期待通りの白銀な世界、そして青空とのコントラストを眺める事ができて、本当に大満足の山歩きでした！

我が家の雪山歩きはまだ始まったばかり。
来期もまた色んな白い世界を楽しみたいと思います♪


※翌日林檎は・・・顔面火傷的に水ぶくれが多数発生～～～～（涙
治るとはわかっているけれど、あまりに気の毒だったので皮膚科で軟膏もらってきました。
フツーの日焼けより雪焼けは強烈です。しっかりと事前ケアしましょう！


















さぁ、次はどこを歩こうかな？
つつじとオオヤマレンゲは見たいな♪
（他にもたくさん見たいけど・・・日がねぇよぉ～～涙）