ゆるり登山

今季遠征山行第一弾は北アルプスの南方、乗鞍岳に行って参りました。
このお山は、シャトルバスで高度を稼ぐので、歩きとしては距離も短く、標高差も少なく、幼児でも問題なく歩けます。
それでいて標高3000mの世界を楽しめるのは良いです。



この日も、天気はイマイチながら、かなり大勢の団体さんが歩かれたようです。

　乗鞍岳、山歩きを始めた1年目（つまりは2年前）に林檎と歩きました。
あの時は素晴らしい晴天＆展望だったのですけどねぇぇぇぇ…。

今回はあまり味方になってくれないようです。

北アルプスの南部とはいえ、近畿からはそこそこの距離がありますので、金晩出発→土曜登山で麓に1泊→日曜帰宅という日程にしました。
序盤少々しんどくても帰りが楽な方がよいと考えまして。
運転は夫婦で交代。

午前3時ごろ、朴の木平バスターミナルへ到着。
さっさと準備をすれば、3:45の始発便に乗れましたが、子連れで寝不足ということもあり、しばしマッタリと仮眠やら準備やらをして、次便5:55に乗車しました。

雲行きも怪しい…と思っていたらバスを待つ間に一降り～～（汗
ウトウト、バスに揺られて畳平に到着した時はガス天の白い世界。


で、最初に撮ったのがコレ↑（笑
トイレ星人のサガでしょうかね。ついついチェックしちゃいます。
2年前から現在までにトイレはリニューアルされたようです。
水洗洋式（和式もあり）、身障者用もあります。



外のベンチで身支度を整えているとまたもポツポツと雨が当たり、次第に大降りに～～～～。
ひゃ～、慌てて屋内へ避難します。


タイミング悪くトイレへ行っていた人↑。


眠い人とお腹が減った人。
（うな垂れているワケではない）
蜜柑に何か食べるー！と言われ、おやきを買ってみた。
野沢菜のおやきはどこで食べても美味い。
せっかく早出したのに、ここで1時間半も足止めをくらいました。


やっと雲が切れた。


雨が止んだので、うな垂れている人、もとい、眠りこけている人は放っておいて、記念撮影。


歩き始めてから、バスターミナルを撮りました。駐車場は反対側。


お花畑からは剣ヶ峰を目指せません。
残雪のためかな？


暗いガスワールドへ向かう。


お花①。


お花畑に通じる道だけど、行けないようです。


肩の小屋まで散歩道のような砂利道です。


お？明るくなってきました！


空がうれしい。


高山植物の女王、コマクサに会えました。
たくさん咲いていました。


肩の小屋前で小休止。行動食などをポリポリと。


肩の小屋。


ここから山歩きがスタート。（するようなものです）


蜜柑よ、気合を入れろ。


脚は動くが、「あー」とか「うー」とか口が止まらない蜜柑（笑


2年前に歩いている林檎、あれから成長してるから、今回の山歩きは余裕かと思いきや。
「乗鞍岳（楽だから）、大好き～♪」とか口では言いながらも、調子が上がらない林檎。




・・・・・・。



二人とも、寝不足のようです・・・・・・（滝汗


夜中の車移動中、起きている時間が結構多かったので、影響が出ました。



途中の山頂小屋で蜜柑の山バッジを買い、ようやく登頂～。
残念ながら、槍穂や御嶽は見えませんでした。
（降らないだけ幸運です）
あまりの混雑に、記念撮影は省略。


仕方ないので少し下ったところで剣ヶ峰をフレームイン。


下りの蚕玉岳で空腹MAXを迎えた蜜柑。


風が心地よく、雨の気配は感じられなかったので、遠望はきかないけれども、眼下に広がる景色を見ながら、お昼ご飯にしました。


雲が素敵な感じになった。


本当に凄い人数の団体さんがいくつもあるかれています。

諸事情により下りは林檎と私が先行で肩の小屋まで歩きました。
これから登るという団体さんに若い女性ガイドさんが、「雷が鳴っていますのでーっ」とレインウエアの着用を指示していました。


登山者と観光客の入り混じった中で、しばし蜜柑待ち。


どれ、蜜柑はどこだ？
（母は近眼なのでなかなか見つけられない）


ん？


ズーム。
がはーっ、あやつ、荷物担いでねぇ～ぢゃんか（汗

後々聞くところによると、途中で強力な睡魔に襲われてしまった蜜柑は、やむなく一時相方にだっこされていたらしい。
で、睡魔の峠を越えた頃、再び自力歩行させるも荷物は相方持ち・・・（むむむ・・・）。


林檎と合流したらすっかり目が覚めて復活を果たす。
で、両手に花の相方。


雨降りそうだね・・・。


物足りないので、寄っていこうと誘うも、誰一人同意を得られず、お一人様で向かうことに。


そして山頂までの登り10分の間に大粒の雨に見舞われる・・・（涙
山頂滞在10秒。
そそくさと退散。

私よりバスターミナル到着が遅かった子供たちも当然雨に遭い、皆びしょ濡れ。
もう30分早かったら雨に遭わなかったのに・・・っていうのは山のあるあるです。

雨に打たれると非常に寒い。
合羽を脱いで屋内に入り、1本バスを見送って休憩したけれど、寒くてダウンベストを着こみました。
それでもまだ寒い。

ゆるい山行とはいえ、標高は3000mを超えるお山なので、防寒対策はしっかりとした方がいいと思います。
今回は天気予報がよくなかったので、我が家もフリースやダウンジャケットなどを持参していました。
途中の富士見岳ですれ違った観光客のカポー、防寒着や雨具らしきものがなく、冷たい雨に打たれて全身ずぶ濡れでした。


本日は麓で一泊するのでゆるゆるとバスに乗車します。


子供連れの遠征山行、融通のきかない部分をどうフォローするか、回を重ねながら考えていきたいと思います。
（昔やってた、家族で夜発してスキー場へ滑走しに行くのとは少々勝手が違いました。笑）


【コースタイム】
畳平8:10→9:28肩の小屋9:40→剣ヶ峰11:45→12:16蚕玉岳（食事）13:00→13:46肩の小屋14:20→富士見岳14:49→15:05畳平16:09














遠征シーズンは山行一回の経費が嵩むので、回数が減ります・・・。
っていうか所用で土日潰れてます・・・。

さて、次はどこを歩こうかな～？